Research Information & Open Data
研究情報源・公開データ
論文を探し、天体の情報を確かめ、公開観測データを利用するための情報源です。文献からカタログ、分子分光、観測アーカイブへと、研究の目的に応じてたどれるように整理しました。
このページは40項目です。天文学の用語辞典に加え、ページ後半には、私が所属してきた大学・研究機関と学会を関連情報としてまとめています。
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論文検索・プレプリント
研究の背景を調べ、新しい論文を追うための入口です。引用関係と出版状況を確かめながら、文献をたどれます。
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NASA Astrophysics Data System
ADS
NASAが支援する、天文学・宇宙物理学の文献検索サービスです。論文を探すだけでなく、引用した・された文献をたどり、一つの研究がどのような議論につながったかを調べる際にも利用しています。
ADSから分野横断型のScience Explorer(SciX)への移行が進められています。2026年10月20日確認時点では、切り替えは2026年11月16日の予定です。最新の状況は公式の移行案内をご覧ください。SciXを開く
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Research-sharing platform
arXiv
天文学や物理学などの研究原稿を公開するプレプリントサービスです。学術誌の出版を待たずに新しい研究に触れられるため、最新論文を追う際の大切な窓口になっています。掲載原稿のすべてが査読済みとは限らず、版や出版状況を確認して読む必要があります。
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文献検索
Google Scholar
分野を横断して論文や学術書を検索できるサービスです。天文学に特化したADSを補い、他分野の研究や引用関係を確かめたいときにも役立ちます。
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天体データベース・カタログ
天体の名前や位置、明るさ、距離などを調べるための情報源です。異なる観測や文献の情報を結び付ける際の基礎になります。
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Set of Identifications, Measurements and Bibliography for Astronomical Data
SIMBAD
フランスのストラスブール天文データセンター(CDS)が運営する天体データベースです。天体の座標、別名、分類、関連文献をまとめて調べられます。同じ天体が論文ごとに異なる名前で登場する場合にも、情報を結び付ける手がかりになります。
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CDS catalogue service
VizieR
CDSが提供する天文カタログ検索サービスです。論文に付随する表や大規模サーベイのカタログを検索し、天体の明るさなどを異なる観測と比較する際に役立ちます。
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ESA · Stellar positions and motions
Gaia Archive
ESAのGaia衛星による観測データを公開するアーカイブです。恒星の位置や固有運動、年周視差などを調べられます。距離を推定し、星の明るさや銀河系内の運動を考える基礎になります。
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NASA/IPAC Extragalactic Database
NED
銀河など、銀河系の外にある天体の情報を集約するデータベースです。位置、赤方偏移、測光データ、関連文献などを横断的に調べ、異なる観測で得た天体情報を結び付けます。
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カタログ検索・相互照合
複数のカタログを位置で照合し、必要なデータを抽出するためのサービスです。検索条件や対応付けの確かさも確認してください。
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カタログ照合
CDS X-Match
フランスのストラスブール天文データセンター(CDS)が提供する、天体カタログ間の位置照合サービスです。可視光・赤外線・電波のデータを同じ天体に結び付けるときに便利ですが、照合半径や混雑領域での誤対応には注意が必要です。
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カタログ照合
IRSA Gator
NASA/IPACが提供するカタログ検索サービスです。2MASSやWISEなどの測光データを位置や条件で抽出し、観測天体の性質を比較する際に利用できます。
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分子分光・スペクトル線
観測したスペクトル線を分子や遷移に対応付け、静止周波数や線強度を確認するためのデータベースです。励起条件や周波数の不確かさにも注意が必要です。
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Molecular line identification
JPL Molecular Spectroscopy Catalog
NASAのジェット推進研究所(JPL)が公開する分子分光カタログです。分子の回転遷移の周波数や強度などを収録しており、電波スペクトルの線がどの分子に由来するかを調べる際に役立ちます。
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分子分光
CDMS(Cologne Database for Molecular Spectroscopy)
分子の回転遷移の周波数、エネルギー準位、線強度などを調べられるデータベースです。星間・星周分子のスペクトルを読み解くとき、JPLカタログと並んで頼りになる情報源です。
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分子分光
Splatalogue
原子・分子のスペクトル線を、周波数や遷移の情報から横断的に検索できるデータベースです。観測された線の同定候補を探す入口として有用ですが、励起条件や別の遷移との整合性も調べる必要があります。
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分子分光
NIST Recommended Rest Frequencies
星間分子のマイクロ波遷移について、評価された静止周波数とその不確かさを確認できる資料です。スペクトル線を速度に換算するときには、どの静止周波数を採用したかも重要になります。
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観測データアーカイブ
公開された画像、スペクトル、カタログを探す入口です。公開時期、取得できるデータの種類、利用条件は各アーカイブで異なります。
施設別のデータ案内:ALMA観測アーカイブ · FAST · LAMOST。施設の紹介と行き来しながら、公開範囲や取得条件を確認できます。
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NASA/IPAC Infrared Science Archive
IRSA
NASAとIPACによる赤外線天文学のデータアーカイブです。IRAS、2MASS、WISE、Spitzerなどの観測データを検索できます。可視光では捉えにくい低温の物質を調べられるため、晩期型星を取り巻くダストの研究でも重要な情報源です。
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Mikulski Archive for Space Telescopes
MAST
宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)が運営する観測データアーカイブです。HSTやJWSTをはじめとするミッションの画像・スペクトルなどを検索し、過去の観測を新たな問いに利用できます。
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公開データ
NRAO Science Data Archive
VLAやVLBAなどの観測データを検索するための入口です。過去の観測を別の目的で解析し直したいとき、観測条件と公開範囲を調べることができます。
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公開データ
JCMT Science Archive
JCMTの観測データを保存・公開するアーカイブです。分子線・連続波の観測記録を参照し、必要に応じて公開された生データや処理済みデータを利用できます。
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公開データ
IRAM TAPAS
IRAM 30 mの観測記録を検索できるサービスです。対象天体、観測日、装置などのメタデータを調べられますが、すべての観測生データを自由に取得できるサービスというわけではありません。
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公開データ
MeerKAT Data Archive
MeerKATなど南アフリカの電波観測データに関するアーカイブです。データの公開時期や取得条件を確認しながら、既存観測の再利用を検討できます。
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公開データ
Australia Telescope Online Archive(ATOA)
ATCAやParkesなど、オーストラリアの電波望遠鏡による観測記録を検索できるアーカイブです。過去のメーザー観測や電波連続波データを調べる際の入口になります。
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公開データ
ESO Science Archive
ESOの望遠鏡による光学・赤外線などの観測データを調べられるアーカイブです。VLTや過去のAPEX観測などを検索し、公開された資料を研究に取り込むことができます。
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公開データ
EVN Data Archive(JIVE)
EVNのVLBI観測データと関連する資料への案内です。メーザーの高分解能観測について、過去の測定や相関データを調べる際に役立ちます。
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公開データ
Japanese Virtual Observatory(JVO)
日本で公開されるさまざまな天文データを横断的に利用するための入口です。望遠鏡別のアーカイブだけでは探しにくい観測情報を調べる際にも有用です。
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公開データ
HSC Legacy Archive
すばる望遠鏡Hyper Suprime-Camによる公開画像・測光カタログなどを検索できるサービスです。広域の光学観測から星の環境や対応天体を調べる際に利用できます。
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中国の公開データ
中国国家天文科学データセンター(NADC)
中国の主要観測施設やサーベイが生み出したデータを探すための総合窓口です。観測時間の申請や公開データの利用へ進めるため、中国で研究する際にはとくに重要な情報源です。
NADCが公開する観測画像・スペクトル・カタログ等の検索入口です。中国の観測施設が取得したデータを、個別施設の案内と併せて調べることができます。
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天文学の用語辞典
専門用語の名称や意味を確かめるための辞典です。日本語・英語・中国語を行き来する際にも役立ちます。
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天文学名詞(英中天文学用語辞典)
中国天文学会が整備している、英語と中国語の天文学用語データベースです。英語の専門用語に対応する中国語の名称を調べることができ、項目によっては用語の定義や出典も掲載されています。中国語で天文学の論文を読んだり、専門的な内容を説明したりする際に役立ちます。
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天文学辞典(日本天文学会)
日本天文学会が制作・公開しているオンライン辞典です。天文学や宇宙科学に関する用語を、各分野の研究者が日本語で解説しています。日本語と英語の名称を確認できるほか、図や動画を使った説明もあり、専門家だけでなく、学生や一般の読者にも役立つ辞典です。
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関連する大学・研究機関
ここからは研究資料とは性格の異なる関連情報として、私が学び、研究してきた大学・研究機関を紹介します。学歴・職歴の年次はプロフィールの「研究と教育の歩み」にまとめています。
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学部での学び
岡山理科大学
私が学部時代を過ごした、岡山市にある私立大学です。現在は惑星観測や宇宙物理学に関わる教育研究も行われており、近年は天文学を学び研究する環境が充実してきたと感じています。
大学の紹介:惑星観測から宇宙までの研究発表
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大学院での学び
大阪教育大学
大阪府にある国立の教育大学で、私は大学院に所属していました。教育者を養成する大学ですが、私の在籍当時は天文学の研究も盛んでした。教育と自然科学の研究が接する環境として、私の研究の歩みの一部になっています。
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博士号を取得
総合研究大学院大学(SOKENDAI)
私が博士号を取得した大学院大学です。大学共同利用機関などの研究環境を教育の基盤とし、天文科学コースでは国立天文台で学修・研究を進めます。研究の現場で学べることから、日本で本格的に天文学に取り組む学生にとって、とても魅力的な大学院の一つだと考えています。
大学院教育:天文科学コース
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National Astronomical Observatory of Japan
国立天文台(NAOJ)
日本の天文学研究の中核を担う研究機関で、すばる望遠鏡やALMAなどの大型観測計画を推進しています。私もこの研究環境に所属し、大学院での研究や、その後の研究活動に取り組みました。大学院教育を担う場であるとともに、多くの研究者が利用する観測・研究基盤でもあります。
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University of Illinois Urbana-Champaign · Department of Astronomy
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 天文学科
アメリカの研究大学に置かれた天文学科で、観測・理論の両面から宇宙を研究しています。博士号取得後、私が最初にポスドクとして所属した学科です。
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Academia Sinica Institute of Astronomy and Astrophysics
中央研究院 天文及天文物理研究所(ASIAA)
台湾の中央研究院に属する天文学研究所で、台湾の天文学を支える研究拠点の一つです。電波・サブミリ波を含む観測研究や装置開発にも取り組んでいます。私が台湾で研究活動を行った際の所属先です。
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The University of Hong Kong
香港大学(HKU)
香港の総合研究大学で、英語を主要な教育言語とする国際的な教育研究環境を持ちます。私はこの大学で、進化した星や星周メーザーなどの研究に携わりました。
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Ural Federal University
ウラル連邦大学(UrFU)
ロシアのエカテリンブルクにある連邦大学で、ウラル地方の高等教育と研究を担う拠点です。私がロシアで研究活動を行った大学です。
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Sun Yat-sen University · 現在の勤務先
中山大学
中国広東省の総合研究大学で、広州・珠海・深圳にキャンパスを持ちます。私は2019年から珠海キャンパスの物理与天文学院に所属し、現在もここを勤務先として研究と教育に携わっています。
所属部局:物理与天文学院
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関連する学会
私が所属している・所属していた学術団体です。研究発表や学術交流、刊行物の情報を調べる入口にもなります。
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Astronomical Society of Japan
日本天文学会(ASJ)
日本の天文学研究者を中心とする学術団体です。年会での研究発表や学術誌PASJの刊行などを通じて、研究の発信と学術交流を支えています。
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American Astronomical Society
アメリカ天文学会(AAS)
アメリカを中心とする天文学の学術団体です。ApJやAJなどの学術誌の刊行、研究集会、教育活動や研究者への支援を行っています。
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Chinese Astronomical Society
中国天文学会
1922年に設立された、中国の天文学研究者による学術団体です。学術交流や研究集会を進めるとともに、教育・普及活動や学術誌の刊行にも取り組んでいます。
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International Astronomical Union
国際天文学連合(IAU)
1919年設立の国際的な天文学組織です。国別の学会とは組織の性格が異なり、各国・地域の加盟組織と個人会員を通じて国際協力を進めます。天体の命名や研究分野を越えた連携、教育・普及も担っています。